大切なマイホームにカビが生えると、ショックですよね。
しかしカビは条件が整うと、戸建てのあらゆる場所に生えてしまいます。
こちらの記事では、戸建て住宅にカビが生えてしまう原因やすぐに実践できる予防方法についてご紹介します。
戸建て住宅にカビが生える原因とは?
戸建て住宅にカビが生える原因として、4つの条件があげられます。
その条件とは、「温度」「水分」「酸素」「栄養」です。
まず「温度」についてですが、それぞれの菌に好む温度があります。
一般的にカビは0℃~20℃を好む好冷菌と、20℃~45℃の温度帯を好む中温菌が多く存在します。
そのため気温が0℃~45℃の間の環境で、カビは生えやすいといえます。
微生物であるカビには、「水分」も必要です。
生命の維持に水分を必要とするため、湿度が低いところでは不活性化したり、増殖を停止したりします。
相対湿度が60%を超えると、増殖しやすい目安といえます。
また「酸素」も、カビにとっては生存するために必要です。
最後は「栄養」です。
戸建て住宅のなかで、あらゆる物質を養分にできます。
たとえば糖類のようなものだけではなく、戸建て住宅の空間を舞うホコリでも、カビは栄養源とします。
戸建てのマイホームに発生するカビ!その予防方法とは?
前述の4つの条件から逆算すると、戸建て住宅のなかでカビが発生しやすい場所は、洗面所や浴室、キッチン、北側の壁や押し入れなどが考えられます。
まず、これらの場所に共通する対策として「換気」が大切です。
24時間換気システムがついた戸建てなら常に稼働させておき、さらに天気のよい日には窓などを開けて積極的に換気することが有効です。
水分が多い戸建ての浴室なども、基本的には換気扇など回したり窓をあけたりして乾燥させます。
また浴室ならではの対策として、入浴後に冷水で浴室全体をシャワーで冷やす方法もあります。
温度を下げるだけでなく冷水で、せっけんかすなどカビの栄養源となる原因も洗い流します。
戸建ての住空間にも、カビが発生しやすい場所があります。
たとえばクローゼットや押し入れも、空気が滞留しやすく注意が必要です。
結露や湿気を防ぐ対策として、クローゼットなどは扉を開け、押し入れにはすのこを敷くのも有用です。
タンスなどの家具についても、壁にぴったりとくっつけて配置するのではなく、わざと壁との間に隙間をもうけて配置しましょう。
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