良い睡眠は、体の健康を維持するためにとても大切です。
そこで、こだわりたいのが「寝室」ですが、スペースには限りがあるので、ベッドやチェストを置く前に、しっかりレイアウトを考えておかないと、使いにくい寝室になってしまうかもしれません。
そこで、部屋の広さに合わせた寝室のレイアウト例や、レイアウトを考えるときの注意点を解説します。
寝室の広さに合わせたレイアウト例
寝具をベッドにする場合、部屋の大きさに合わせてベッドサイズを選ぶところから、レイアウトを始めます。
寝室が4.5畳の場合、置けるベッドは、ダブルベッド、6畳の場合は、クイーンからシングル2台、8畳の場合は、セミダブル2台が、実用的に使える最大のサイズです。
ベッドの位置は、ベッドの片側を壁につけるか、両側を空けておくかのどちらかになりますが、2人で使う寝室であれば、ベッドへの入りやすさを考えての両側を空けておくレイアウトがおすすめです。
また、ヘッドレスのベッドや、ロータイプのベッドにして、ベッドが空間を占める割合を減らすという方法もあります。
ベッドを購入するときには、変化する家族のスタイルのことも考えておくようにしましょう。
たとえば、若い夫婦の場合、最初は一緒に寝ていても、子どもが生まれたり、生活スタイルが変化したりして、ベッドを分けたほうが良くなるかもしれません。
その場合に、最初から、シングルベッドを2台並べて置くレイアウトにし、子どもが生まれても川の字で寝られるようにして、将来、別々のベッドにしたいときには、離して、間にチェストなどを置くという方法があります。
シングルベッドを並べたときにできるすき間は「すきまスペーサー」を使うことで、違和感を軽減できます。
一人暮らしの場合は、セミダブルなど広めのベッドを壁際に置いて、眠るスペースと、部屋の空きスペースを最大限に使えるレイアウトがおすすめです。
寝室の広さに合わせたレイアウトを考えるときの注意点
ベッド以外にも、チェストやテレビやハンガーラックなど、寝室に置きたいものがあるかもしれません。
さらに、寝室のドアやクローゼットの開口に必要なスペースも必要になります。
広いベッドを買ってしまったあとに、置いてみたら歩くスペースが狭かったり、ドアやクローゼットが開けにくかったりということにならないために、事前にレイアウト図をかきながら、ベッドや置きたいもののサイズを決めておくようにしましょう。
さらに、ベッドの搬入経路も確認しておくのが大切です。
ベッドを買ったのに、いざ搬入しようとしたら、部屋まで運び込めなかったということもあります。